バリ島旅行の気分Top > 2.バリ島旅行 > ケチャ
スポンサードリンク
ケチャ
大勢の半裸の男たちが円陣を組み、「ケチャ、ケチャ、ケチャ」と掛け声を投げかける踊り。複雑なリズムは次第に激しさを増し、男たちは半ば忘我状態となって、手や身体を揺り動かしながら絶叫する。インドネシアのバリ島の舞踏「ケチャ」あ、もともと悪霊を追い払う呪術的な性格の強い合唱を意味していた。それがインドの叙事詩「ラーマーヤナ」から題材をとった物語と結びつき、現在のような形になったという。猿たちが王子を助けるという物語である。
東南アジアの舞踏や音楽は祭りや宗教的な儀礼と結びついたものが多いという特徴がある。ヒンズー教の影響が強いバリ島には少女たちが踊る「レゴン」や、ユーモラスな獅子の踊りの「バロン」などの舞踏がある。色鮮やかな衣装をまとった踊り手は、大げさな身振りと表情で踊りの世界へと観客を魅了する。
踊りに欠かせないのが、音楽である。バリ島にはガムラン音楽と呼ばれる大小の打楽器を組み合わせた合奏状態がある。手や木槌で叩きだされるリズムは舞踏だけでなく影絵劇や演劇の伴奏にも使われる。
タイの古典舞踊にも、「ラーマーヤナ」を織り込んだものが多く、きらびやかな衣装と尖塔のある被り物の踊り手がしなやかな手指の動きで舞い踊る。東南アジアの舞踏芸術には人間と神、自然の間を舞踏や音楽がつなぐという特徴が見られるのである。
踊り手たちの動きと神秘的な音楽のなかで一時、目に見えないエネルギーの渦のなかに身をおいてみるのもいいものだ。
関連エントリー
バリ島旅行の気分Top > 2.バリ島旅行 > ケチャ

