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バリ・ヒンズー教
神または絶対者、あるいは神聖なものに対する信仰を宗教という。自然崇拝、アニミズム、シャーマニズムなどの原始的なものから仏教、キリスト教、イスラム教といった世界宗教までさまざまな宗教がある。教義や実践の方法は宗教によって違い、祭りや儀式にもそれぞれ特徴がある。
インドネシアは、88パーセントがムスリムといわれているが、イスラム教が国教というわけではない。国家が認める宗教は、イスラム教のほかにヒンズー教、仏教、カトリック、およびプロテスタントである。バリ島では、バリ・ヒンズー教が有名だが、観光目的でジャワ島からの移民が増えており、その影響でイスラム教が急増している。
ヒンズー教は紀元前2世紀から後3世紀ごろ、バラモン教と土着の信仰がまじわり、転化してインドでヒンズー教が成立した。最古の教典はベーダである。特定の開祖、体系をもたず、さまざまな神話、伝説、聖典をふくみる。多神教偶像崇拝がさかんで、川などで沐浴してから神像に礼拝する。結婚式などの儀礼が重視され、盛大に行われる。
東南アジアの舞踊や音楽は祭りや宗教儀礼と結びついたものが多いのが特徴である。バリ島には、ヒンズー教の影響を強く受けた舞踊や音楽が発達している。少女たちが踊る「レゴン」やユーモラスな獅子の踊り「バロン」などである。色鮮やかな衣装をまとった踊り手は、大げさな身振りと表情で私たちを踊りの世界へと引き込みる。
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